- サプライチェーンとは
- サプライチェーン・マネジメント(SCM)とは
- 背景
サプライチェーンとは
サプライチェーンとは、直訳すれば「供給連鎖」という意味で、原材料が調達されてから商品が消費者に渡るまでの生産・流通プロセスのことです。
具体的には、原材料や部品の調達から、製造、出荷、流通、販売という一連の「モノの流れ」を指します。
サプライチェーン・マネジメント(SCM)とは
サプライチェーン・マネジメント(SCM)とは、こうしたモノの流れ、お金の流れを情報の流れと結びつけ、サプライチェーン全体で情報を共有して連携し、全体として効率化・最適化を図るという経営手法のことをいいます。この場合、部分最適は必ずしも全体的な最適状態を意味するわけではなく、サプライチェーン全体のバランスを見て連携管理することが重要となります。
サプライチェーン・マネジメントを発展させて、環境問題や人権問題などの社会問題に配慮した調達をする、「CSR調達」という考え方がグローバル企業を中心として普及しています。
背景
サプライチェーン・マネジメントが注目される背景として、グローバル企業が増加し、サプライチェーンを海外に持つ企業が増えたことが挙げられます。そのため、生産・調達・販売プロセスが複雑化しています。このような物流プロセスの場合、サプライチェーンの情報を一元化して全体最適状態を維持しなければ競合に遅れを取ってしまいます。
また、労働人口の減少や、労働条件に起因する運送ドライバーの減少が問題となっています。そのため、物流システムを効率化して対応する必要があります。
さらに、Amazonなどインターネットを利用した通信販売サイト(EC)が普及し、販売と配送が一体化したビジネスモデルが他業界でも多くなっています。販売と配送の一体化を根幹としたビジネスが普及しているため、そのプロセスを最適化・効率化することが求められる場面が増えています。
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