Home » 座礁資産(Stranded Asset)
目次
  • 座礁資産とは
  • 背景
座礁資産とは

 座礁資産とは、市場や社会環境が大きく変化することによって、価値が大きく毀損して投資額を回収できる見通しが立たなくなってしまった資産を指します。

 気候変動分野では、石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料が座礁資産に当たると言われています。地球温暖化によってCO2削減が必須となり、化石燃料などの資産価値が大きく下がると予想されます。

 座礁資産の概念は、主に金融や投資の世界で用いられており、投資額を回収できる見通しがない座礁資産に関する企業への投資を避ける動きが起こっています。このように、ある特定の企業などから投資や融資を引き上げるというダイベストメントが行われています。

背景

 座礁資産という言葉は、国際環境NGOのCarbon Tracker Initiativeが2011年に発表した報告書「燃やせない炭素(Unburnable Carbon)」の中で初めて提唱した概念です。この報告書は、地球の年間平均気温の情報を抑えるためには排出できるCO2の量に限りがあるとして、使用できない化石燃料の価値を試算しました。

リクロマ株式会社<br>
リクロマ株式会社

当社は「気候変動時代に求められる情報を提供することで社会に貢献する」を企業理念に掲げています。

カーボンニュートラルやネットゼロ、TCFDと言った気候変動に関わる課題を抱える法人に対し、「社内勉強会」「コンサルティング」「気候変動の実働面のオペレーション支援/代行」を提供しています。

  • TCFDとは?対応の重要性から対応ステップまで解説
    TCFDとは? TCFDとは TCFDとは、2015年4月、気候関連の情報開示のガイダンス作成を目的に、G20の金融部門である金融安定理事会によって設立されたTask Force on Climate-related F […]
  • 東証再編における課題はTCFD対応(日経ESG調査)
    要旨 2021年12月10日に日経ESGは、東証再編の対象となる948社(全対象は3715社)の再編に関する意向やESGの取り組みの課題を聞いた緊急調査結果を公表しました。2021年6月に改訂されたコーポレートガバナンス […]
  • トヨタ自動車の脱炭素系譜(2030年350万台目標に至るまで)
    要旨 2021年12月2日にトヨタ自動車は、欧州向けの新車は2035年以降全てゼロエミッション車(ZEV)にすると発表しました。ゼロエミッション車はEVだけではなく、水素自動車等も当てはまります。ただ、当初の目標であった […]
  • JPXがTCFD賛同企業のTCFD開示状況の調査結果を公表
    要旨 2021年11月30日に、株式会社日本取引所グループ(JPX)は、「TCFD提言に沿った情報開示の実態調査」を公表しました。プライム市場への上場の要件でTCFD提言に沿った開示が求められる中、開示に難航している企業 […]
  • PCAF
    PCAFとは PCAFとは、投融資カーボンフットプリント算出基準策定機関(Partnership for Carbon Accounting Financials)、及びこの機関によって策定された情報開示の枠組みの略称。 […]