Home » キャップ・アンド・トレード
目次
  • キャップ・アンド・トレードとは
キャップ・アンド・トレードとは

キャップ・アンド・トレード方式とは、温室効果ガスであるCO2の排出量取引制度の一つで、

企業や事業に対して、CO2排出量の上限(キャップ)を設定し、余剰排出量や不足排出量を売買する仕組みのことを指します。

この制度下では、自社のCO2排出量を排出量の上限(キャップ)枠に納められない企業は、他の企業からCO2排出量枠を購入することになります。逆に、自社のCO2排出量を排出量の上限(キャップ)枠に納め枠が余った企業は、他の企業にCO2排出量枠を売る事が出来ます。

ここで重要なのは、この仕組みが企業のCO2排出量削減するインセンティブとなっている点です。企業のサステナビリティな行動へのインセンティブを、国が制度を通じて上手く作っているものになっています。

この制度の問題点としては、どの企業にどの程度の上限(キャップ)を設定するのが妥当なのかを判断するのが非常に難しい等、設計上の論点が多いという点です。

また、国が排出量取引制度を設計する際、他国との調整が重要になってきます。自国で排出量取引制度を独自に強化した場合、帰省の緩い国や地域の輸入品に国内市場が脅かされる、規制の緩い国や地域に生産が移転し国内生産が減少する等が起き、結果として自国の経済成長が遅れ、国際競争上不利になる可能性があります。

そのため、「炭素国境調整メカニズム」への関心が高まっています。



リクロマ株式会社<br>
リクロマ株式会社

当社は「気候変動時代に求められる情報を提供することで社会に貢献する」を企業理念に掲げています。

カーボンニュートラルやネットゼロ、TCFDと言った気候変動に関わる課題を抱える法人に対し、「社内勉強会」「コンサルティング」「気候変動の実働面のオペレーション支援/代行」を提供しています。

  • TCFDとは?対応の重要性から対応ステップまで解説
    TCFDとは? TCFDとは TCFDとは、2015年4月、気候関連の情報開示のガイダンス作成を目的に、G20の金融部門である金融安定理事会によって設立されたTask Force on Climate-related F […]
  • 東証再編における課題はTCFD対応(日経ESG調査)
    要旨 2021年12月10日に日経ESGは、東証再編の対象となる948社(全対象は3715社)の再編に関する意向やESGの取り組みの課題を聞いた緊急調査結果を公表しました。2021年6月に改訂されたコーポレートガバナンス […]
  • トヨタ自動車の脱炭素系譜(2030年350万台目標に至るまで)
    要旨 2021年12月2日にトヨタ自動車は、欧州向けの新車は2035年以降全てゼロエミッション車(ZEV)にすると発表しました。ゼロエミッション車はEVだけではなく、水素自動車等も当てはまります。ただ、当初の目標であった […]
  • JPXがTCFD賛同企業のTCFD開示状況の調査結果を公表
    要旨 2021年11月30日に、株式会社日本取引所グループ(JPX)は、「TCFD提言に沿った情報開示の実態調査」を公表しました。プライム市場への上場の要件でTCFD提言に沿った開示が求められる中、開示に難航している企業 […]
  • PCAF
    PCAFとは PCAFとは、投融資カーボンフットプリント算出基準策定機関(Partnership for Carbon Accounting Financials)、及びこの機関によって策定された情報開示の枠組みの略称。 […]