Last Updated on 2023年9月30日 by Arata Imao

CFP(カーボンフットプリント)をLCA手法を用いて算定します。

そもそも、CFPとLCAはそれぞれ「Carbon Footprint of Products(カーボンフットプリント)」と「Life Cycle Assessment(ライフサイクルアセスメント)」の略となります。LCAは「自社製品のライフサイクルにおける環境負荷を定量的に把握するための手法」を指し、CFPは「LCA手法に基づきライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量を定量的に算定する方法」のことを指します。

近年、大手製造業では、プライチェーン上のビジネスパートナーに対して製品のカーボンフットプリントの算定要請をする動きが強まってきています。また経済産業省や農林水産省をはじめとする省庁でも、消費者が低炭素製品を選べるようにする仕組みを作るため、カーボンフットプリントの算定を開始しました。

消費者や取引先企業、国からの温室効果ガス排出量算定の要請は日々強まっているといえるでしょう。

CFPとLCAの活用用途としては、以下の三点があげられます。

(1)環境負荷の低い製品のPR

自社の製品の環境負荷を定量的な数字で情報開示する、またLCAに関する第三者認証を受けた上で認証ロゴを製品パッケージに記載するなど、自社製品の環境負荷の低さをPRするために用いることが可能です。

これは環境負荷が低いことが前提ですが、下記(2)(3)のように、環境負荷を低減させるための取り組みの段階でも活用することが可能です。

(2)環境負荷の低い製品の開発

製品開発部門が環境負荷の低い製品を開発する際、“どれほど環境負荷が低減された製品か”を明確にするために、既存の製品と新製品の環境負荷を定量的な数字として比較可能にする活用方法があります。

(3)自社の温室効果ガス排出量の把握および削減

また、自社の温室効果ガス排出量(スコープ1,2)の把握をした後、TCFD対応のために削減策を洗い出す際にも活用できます。すなわち、製品ライフサイクルの温室効果ガス排出量が把握できれば削減のためにアプローチすべきポイントが分かるため、削減策の策定に役立ちます。

サービス概要

弊社のCFP(LCA)サービスは以下の流れに沿って行います。

  1. 目的の明確化
  2. 範囲の設定
    1. 対象とする機能を特定
    2. ライフサイクルフロー図を作成し、算定対象とする境界を設定する
    3. データの要件を決定
  3. データの収集
  4. 計算式を用いて算定

お客さまの状況に合わせたプロジェクト体制

プロジェクト推進にコミットできる体制を整備

  • 提案の質を高めるため、ひとつのプロジェクトに3名以上のコンサルタントを必ずアサインします
  • お客さまのご要望に添い、普段使用されているツールに合わせてサポートいたします
  • メール・チャットや定例ミーティングなどで速やかなコミュニケーションを実行します

気候変動専門家の育成体制

  • 代表のCDP在籍経験が反映された育成プログラム
  • 社内のノウハウ管理をフロー化し、80件以上支援と数百社の開示データ分析による独自ノウハウを蓄積
  • 社内ナレッジ共有システムの活用など、コンサルタントのクオリティを担保する社内体制を構築

ご契約までのステップとプロジェクトの流れ

CFP算定は今後更に求められていくことが予想されます。貴社にても対応をご検討される際は、是非一度ご相談ください。

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リクロマ株式会社

当社は「気候変動時代に求められる情報を提供することで社会に貢献する」を企業理念に掲げています。

カーボンニュートラルやネットゼロ、TCFDと言った気候変動に関わる課題を抱える法人に対し、「社内勉強会」「コンサルティング」「気候変動の実働面のオペレーション支援/代行」を提供しています。