Last Updated on 2025年5月15日 by Moe Yamazaki
サステナビリティ委員会を立ち上げ、サステナビリティへの取り組みを本格的に開始
フォーカスシステムズ様のサステナビリティに対する取り組みの概要をお聞かせください。
当社は再来年で設立50年を迎えます。サステナビリティという言葉が浸透する前から経営理念の一環として様々な社会貢献活動を行ってきました。しかし気候変動に関しては、何から着手するべきかわからず手探りの状態であったのが正直なところです。他方で本格的にサステナビリティ経営を実現するためサステナビリティ委員会が立ち上がり、取り組みを推進していく土台作りができました。
サステナビリティ委員会では、まず最初にサステナビリティ基本方針を策定しました。現在は、マテリアリティの特定に加え気候変動に関してTCFDの枠組みに沿った開示を行うべく準備を進めています。TCFDでは手始めにスコープ3まで含むGHG排出量の算定を開始することになりました。
また当社にとって重要な資本である人的資源に関する取り組みやサプライチェーンマネジメントに関しても推進していきます。

柔軟な対応と内製化を前提とした伴走支援が決め手に
サービス導入の決め手についてお聞かせください。
リクロマを知ったきっかけはオンラインでの無料セミナーでした。主にTCFDの枠組みについて受講したところとても分かりやすく、その後TCFD以外のテーマについても受講しました。基礎的な内容のセミナーが充実しており、TCFDやサステナビリティに関する概念を理解することができました。
GHG排出量の算定を進める中で、スコープ1、2に関しては社内で算出することができましたが、スコープ3に関しては難しく外部に依頼することにしました。
何社か検討しておりましたが最終的にリクロマを選びました。ポイントとなったのは、来期以降は社内でできるようになることと、やり取りの中で当社の要望に柔軟に対応してくれたことです。費用に関しても一部当社で行うことで全体の金額を調整していただいたり、他社にはあった相談回数の上限がリクロマにはなかった点も魅力でした。
スコープ3の算定については最終的に不明瞭な点を残すことなく算定することができました。ミーティングは月に1度でしたが、不明点があれば都度メールで問い合わせを行い、
納得いくまで説明していただきました。また来年度社内で算定する際に注意するべき点や、確認するべき事項など丁寧な説明を受け、最終成果物として算定手順書、算定シートを納品していただきました。

関係部署を巻き込み、変わっていく全社意識
今回の取り組みにあたって、社内調整に課題はありましたか?
サステナビリティ委員会の活動計画にTCFD開示への対応が含まれていることもあり、社内調整については、特段問題はなくスムーズに進みました。
しかしスコープ3算定のデータ収集に関してはとても苦労しました。他の部署にも協力を仰ぐ必要がありましたが、それ以上に簡単に抽出可能な範囲でのデータでは目的にそぐわないため、領収書や納品書を一つ一つ確認するような手作業が必要でした。このようなデータ収集自体は大変だったものの、今回の算定を通して関係部署にサステナビリティの取り組みの必要性を実感してもらうきっかけになりました。まだサステナビリティに対する社内の意識は一部の部署に閉じているものの、今後サステナビリティ委員会の活動を通して少しずつ全社の意識が変わっていくものと考えています。

[企業紹介]
株式会社フォーカスシステムズ
https://www.focus-s.com/focus-s/
メールマガジン登録
担当者様が押さえるべき最新動向が分かるニュース記事や、
深く理解しておきたいトピックを解説するコラム記事を定期的にお届けします。
1
リクロマの支援について
弊社はISSB(TCFD)開示、Scope1,2,3算定・削減、CDP回答、CFP算定、研修事業等を行っています。
お客様に合わせた柔軟性の高いご支援形態で、直近2年間の総合満足度は94%以上となっております。
貴社ロードマップ作成からスポット対応まで、次年度内製化へ向けたサービス設計を駆使し、幅広くご提案差し上げております。
課題に合わせた情報提供、サービス内容のご説明やお見積り依頼も随時受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
⇒お問合せフォーム