Last Updated on 2022年9月21日 by 西家 光一

8月下旬ニッセイアセットマネジメントは、ESG関連ファンドの運用方針を公表し、「ESGファンド」の定義やESG評価の方法を公開しました。投資信託会社によるESGファンドが“ウォッシュ”として批判がされている問題への対処が狙いです。

同社はESGファンドの定義を「ESG要素を積極的に活用し、ポートフォリオを構築するアクティブファンド」[1]と定義しました。具体的には、相対的にESG評価を得ている企業や、ESGの観点でインパクトが創出可能な企業の銘柄を扱うファンドと説明しています。

また企業のESG評価は3段階にて行うとしています。すなわち、企業のESGへの取り組みが中長期的な企業価値に「ポジティブか」「中立か」「ネガティブか」の3分類で、1〜3のレーティングを付与するとしています[1]。

今年5月金融庁は、公開した報告書にて投資信託会社によるESGファンドのウォッシュ問題を取り上げ、適切に対処するよう提言していました。

ニッセイアセットマネジメントによる、ESG評価の基準
ニッセイアセットマネジメント[1]より

【参考】
[1]ニッセイアセット(2022)「ESG取組み方針

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