Last Updated on 2022年7月26日 by 西家 光一
今月2日、持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN:Sustainable Development Solutions Network。以下、SDSN。)は、SDGsの達成状況を163カ国において調査した報告書を発表しました。
日本の順位は163カ国中19位で、初めて調査が行われた2019年から3年連続で順位を後退させ、以下の6つの評価項目においては最低評価となりました。
・目標 5:ジェンダー平等
・目標12:つくる責任、使う責任
・目標13:気候変動対策
・目標14:海の環境保全
・目標15:陸の環境保全
・目標17:パートナーシップ推進
SDSNは、気候変動や生物多様性の取り組みにおいて、特に先進国の進捗が遅すぎると指摘し、来年2023年に開催予定であるSDGsサミットまでにより一層取り組みをすすめることを求めました。
今年も上位10カ国は全て欧州の国であり、1位−3位は昨年と変わらず、北欧のフィンランド、デンマーク、スウェーデンがランクインしました。
SDSNは、2012年に国連の潘基文事務総長が持続可能社会の実現を目的に設立を発表した国際的NPOであり、SDGsの17目標を4段階で格付けする調査を2016年から毎年実施しています。
【参考文献】
Sustainable Development Solutions Network(2022年6月2日)「Sustainable Development Report 2022」https://dashboards.sdgindex.org/
- CDPテーマごとのA・A-ランクスコア必須要件の整理―2025年版スコアリング基準に基づく実務対応ポイント―【気候変動関連用語がまるわかり!用語集はこちら】 CDPは2025年版スコアリング基準において、各ランク(A~D)に到達するための必須要件(Essential Criteria)を、森林(Forests)、水(Water […]
- TNFD・IFRS S2とCDP設問の整合性を比較分析【気候変動関連用語がまるわかり!用語集はこちら】 サステナビリティ情報開示は、国際基準の整備が進むなか、大きな転換点を迎えています。 自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)および国際サステナビリティ基準審議会(I […]
- 【CDP解説】プラスチック・生物多様性設問への対応とは?ESG開示の新たな潮流とTNFD/ネイチャーポジティブ連携【気候変動関連用語がまるわかり!用語集はこちら】 CDP新領域:プラスチックと生物多様性が問われる背景と対策 CDPの2025年度開示において、スコアリング(評価)の対象は依然として「気候変動」「水セキュリティ」「フォレ […]
- 中小企業のCDP回答:ビジネス機会を拡大するリターンと最初のステップについて解説【気候変動関連用語がまるわかり!用語集はこちら】 中小企業がCDP回答で得る「リターン」と最初の必須ステップ 大手企業からCDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)の質問書への回答を求められた際、多くの中小企業 […]
- SBTi新基準「V2.0」で何が変わる? 2040年再エネ100%・第三者保証義務化など、日本企業が直面する5つの重要変更点Last Updated on 2025年12月4日 by Moe Yamazaki 【気候変動関連用語がまるわかり!用語集はこちら】 SBTi 企業版ネットゼロ基準 V2.0(第2次ドラフト)徹底解説|厳格化する要件と […]







