Last Updated on 2022年9月27日 by 西家 光一

証券監督者国際機構 (IOSCO) は9月15日、「サステナビリティ関連の企業報告の保証に関する基準設定主体の取組の歓迎」を公表し、IAASB*1とIESBA*2が現在開発に取り組んでいる”サステナビリティ関連の企業報告の保証基準”の開発プロセスに関わっていくことを明らかにしました。

現在、サステナビリティ関連の統一された保証基準は存在せず、国際会計基準の権威であるIOSCOが関与した保証基準が策定されれば、世界中で広範に利用されることが想定されます。

IAASBは、当基準は「報告されるあらゆるサステナビリティ情報について保証を提供するすべての専門的な保証提供者のためのグローバルなベースラインを提供する」[2]ものであり、また「独立した高品質のエンゲージメントとグローバルに一貫したプラクティスを促進する強固な基準の開発」[2]を目指しているとしています。

【補足】
*1:国際監査・保証基準審議会(IAASB:International Auditing and Assurance Standards Board)
*2:国際会計士倫理基準審議会(IESBA:The International Ethics Standards Board for Accountants)

リクロマ株式会社<br>
リクロマ株式会社

当社は「気候変動時代に求められる情報を提供することで社会に貢献する」を企業理念に掲げています。

カーボンニュートラルやネットゼロ、TCFDと言った気候変動に関わる課題を抱える法人に対し、「社内勉強会」「コンサルティング」「気候変動の実働面のオペレーション支援/代行」を提供しています。

Author

  • 西家 光一

    2021年9月入社。国際経営学修士。大学在学中より国際人権NGOにて「ビジネスと人権」や「気候変動と人権」領域の活動を経験。卒業後はインフラ系研究財団へ客員研究員として参画し、気候変動適応策に関する研究へ従事する。企業と気候変動問題の関わりに強い関心を寄せ、リクロマ株式会社へ参画。