Last Updated on 2026年10月26日 by Moe Yamazaki

再評価は、自社が更新を決めた場合のほか、取引先から求められた場合にも始まります。結果を受け取ったら、更新の時期と改善事項の担当を早めに決め、有効期限の前に書類と担当者情報を確かめておきましょう。[1][2]

次の再評価はいつ始まるか

スコアカードの有効期間は、発行日から12か月です。有効期間の起点は質問票の提出日ではなく、結果が発行された日です。[1] 有効期間の考え方は「EcoVadis 初回回答の手順:登録から結果受領まで」でも触れています。

方法論開示文書では、再評価は、評価を受けた企業が更新を決めた場合と、取引先から更新を求められた場合のどちらでも行われるとされています。[2] ヘルプセンターによると、取引先はスコアカードの有効期限の3か月前から、または期限が切れた後いつでも、再評価を求めることができます。[1] 自社の予定より早く、取引先の要請で再評価が始まる場合があるということです。なお、方法論開示文書では、有効なスコアカードを切らさないよう、原則として有効期間の終わりに再評価を行うと説明されています。再評価を受けると、新しい発行日のスコアカードが作られます。[2] 次の有効期間は、その新しい発行日から数えることになります。

一方で、評価クレジットがあれば、自社から有効期限を待たずに再評価を始めることもできます。評価クレジットは登録年度ごとに1回分で、その登録期間内に使う必要があり、繰り越せません。[1] 登録の更新時期と再評価の時期は、あわせて考えておく必要があります。

結果を受け取った直後に決めること

最初に決めるのは時期です。正確な有効期限は、プラットフォームの「貴社のパフォーマンス」にある「スコアカード」タブで確認できます。[1] 有効期限と登録の更新時期を確かめたうえで、自社から再評価を始める時期を社内で決めておくと、上司から次の評価の時期を問われたときにも答えられます。

次に、スコアカードに示された改善事項を関係部門に共有し、誰が受け持つかを決めます。環境、労働と人権、倫理、持続可能な資材調達のテーマごとに担当部門が異なる会社では、担当を決めるのが遅れるほど、次回までに使える時間が短くなります。誰がいつまでに何を受け持つかが決まっていれば、上司に次回までの見通しを説明しやすくなるでしょう。改善事項の管理に使える機能については「EcoVadis 是正措置計画(CAP)の活用方法」で扱います。

有効期限の前に確かめること

方法論開示文書によると、再評価では収集したデータの有効期間が確認され、方針と措置には8年、主要な指標の報告には2年の有効期間が適用されます。[2] 前回提出した実績の報告が、次回の再評価の時点では有効期間を過ぎている場合があるため、手元の書類の日付を確かめておきましょう。

再評価の際には、文書の更新や差し替え、追加の提出ができます。[2] 前回の評価の後に方針を改定した場合や新しく始めた取り組みがある場合は、次回に反映できるよう、所管部門に最新版の所在を確かめ、関連する文書を整えておくと準備が進めやすくなります。

もう一つ確かめたいのが、社内の担当者情報です。ヘルプセンターによると、再評価の質問票は開始から5営業日以内に使えるようになり、準備ができたことを知らせるメールは管理担当者に届きます。再評価の手続きでは、自社の現在の従業員規模の確認も求められます。[1] 担当者が異動した場合は、通知を見落とさないよう、管理担当者の情報を更新しておきましょう。

コンサルタントの視点

次の再評価に向けた段取りは、時期を決め、改善事項の担当を決め、書類と担当者情報を確かめる、という順序で考えると整理しやすくなります。取引先の要請で再評価が早く始まる場合もあるため、書類の確認を有効期限の直前まで残さないことが大切です。

次に読む記事

証拠書類の確かめ方は「EcoVadisの証拠書類:既存の資料で何を確認すればよいか」、初回の流れは「EcoVadis 初回回答の手順:登録から結果受領まで」で扱っています。次の再評価までの社内の段取りを整理したい場合は、リクロマにご相談ください。

よくある質問

有効期限が切れる前に、自社から再評価を始めてもよいですか?

はい、ヘルプセンターによると、評価クレジットがあれば、有効期限を待たずにいつでも再評価を始められます。[1] ただし、評価クレジットは登録期間内に使う必要があります。[1]

取引先から再評価を求められるのは、いつからですか?

スコアカードの有効期限の3か月前からです。期限が切れた後も、いつでも求められることがあります。[1]

前回提出した証拠書類は、次回もそのまま使えますか?

有効期間内のものは使える可能性がありますが、再評価では有効期間が確認されます。方針と措置は8年、主要な指標の報告は2年です。[2] 期間を過ぎた書類は、更新した版を用意する必要があります。

同じ登録期間に2回評価を受けることはできますか?

はい、ヘルプセンターによると、追加の評価を購入できます。[1] 料金や条件はヘルプセンターでご確認ください。

参考文献

[1] EcoVadisヘルプセンター「再評価のトリガーと、質問票が届かない、または遅延している場合のトラブルシューティング」
[2] EcoVadis「EcoVadis Sustainability Rating: Methodology disclosure document for the public, rating users and rated items」2026年9月版(V10.0)、p.16。

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【このサービスに含まれる内容】
・質問票の内容や必要な資料についての説明(ヒアリング研修)
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・結果の公開後に、次年度に向けた改善案を提案

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  • 大学では気候変動の経済学を専攻し、リクロマ株式会社には創業初期よりコンサルタントとして参画。
    情報開示支援を中心に温室効果ガスの排出の算定や高度なシナリオ分析の業務を担う。

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