中国は海外からの輸入の依存度を下げるために石炭の増産を計画しています。

中国国家発展発案委員会は、3月上旬に会合を開き増産の方針を需要生産者に示しました。3億トンは中国の年間の輸入量に匹敵します。また、政府と鉱山会社と共に6億2000万トンの在庫増産を見込んでいます。

増産の背景としては、昨年の国内での大規模停電による産業の減衰が挙げられます。中国の国内成長率(以下、GDP)は2021年に8.1%だったのに対して、2022年度の目標は5.5%になると見込まれています。コロナウイルスの流行、不動産市場の不況、IT市場への規制に加えてウクライナ侵攻が重なり、今年度の中国経済の成長は減衰が見込まれています。中国政府は石炭の増産、備蓄によって経済活動の活発化を狙っています。

一方で、この方針は気候変動対応の目標達成の阻害要因となります。環境問題に対して、中国は経済発展への打撃を抑えた環境への取り組みを実行するとの方針を打ち出しています。


引用・参考文献

[1]Bloomberg(2022)「中国が石炭増産へ、価格上昇背景-輸入依存度引き下げ図る」https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-03-14/R8PU37T0G1KX01

[2]ロイター(2022)「中国、石炭の供給確保に向け生産・備蓄強化へ=発改委」https://jp.reuters.com/article/china-parliament-commodities-energy-idJPKBN2L30AD

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