Last Updated on 2023年4月28日 by maejimarikuto
環境省は17日、2030年度目標である「温室効果ガス排出量を2013年比で46%削減」の2020年度時点での進捗状況について発表しました。
温室効果ガスの排出量に関しては、削減対策によって2013年度比で2.6億トン減少しており、2030年度までに3.5億トン減少させることで目標達成できる見込みです。
また今回の発表では、2020年度に実施した対策・施策についての進捗評価も行われました。115の業界団体が実施する施策と、各省庁の施策が評価対象です。
一般社団法人日本経済団体連合会及び115業種の業界団体は、CO2排出削減に向けた自主的な取組として、低炭素社会実行計画を策定しています。115業界のうち、既に目標水準を上回っているものは58業種、下回っているものは50件でした。
各省庁の対策、施策に関しては115件のうち、実績が既に目標水準を上回っているものは6件、このまま続ければ目標を達成できる、同水準になるものが合わせて81件、このままでは下回るものは21件でした。
環境省は、これらの施策・対策を一層推進し、結果も踏まえながら厳格な点検を行うとの方針を示しています。
【参考】
環境省(2022)「2020年度における地球温暖化対策計画の進捗状況」
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