Last Updated on 2022年7月26日 by 西家 光一
米証券取引委員会(SEC)は、ゴールドマン・サックスの運用するESG関連ファンドの実態についての調査を開始しました。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WJS)が6月10日、関係者の話として報じました。
SECは法執行のための専門部隊を立ち上げ、「ESGファンド」の運用実態が説明や広告表示と乖離していないかの調査を行なっています。
ゴールドマンは“クリーンエネルギー”や“ESG”の関連ファンドを4本運用しており、今回の調査対象はこれらのファンドのうちいずれかのものと推察されます。
実際、5月には、米バンク・オブ・ニューヨーク・メロンの資産運用子会社が、「投資先の情報開示が不十分である」として、制裁金150万ドル(約1億9,000万円)を科されました。
世界的にESG関連商品への監視強化が進んでいる中での今回の報道は、環境配慮に見せかけて実態を伴わない「グリーンウォッシュ」の規制に影響をもたらすと考えられます。
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