Last Updated on 2023年4月28日 by maejimarikuto
2022年7月5日、環境省は「グリーンボンド及びサステナビリティ・リンク・ボンドガイドライン2022年版」、「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン2022年版」を策定したと公表しました。これは、日本のサステナブルファイナンス市場を更に健全かつ適切に拡大していく観点で策定されたものです。
背景としては、「パリ協定」を踏まえて世界全体で温室効果ガスの排出削減に向けた取り組みが進められており、日本においても2050年にカーボンニュートラル、2030年に46%削減、さらに50%の高みを目指すという目標を掲げていることがあります。
これらの目標達成のためには極めて巨額の投資が必要であり、民間資金を大量に導入することが不可欠です。環境分野への投資に関しては、企業・自治体が再生可能エネルギー等のグリーンプロジェクトに要する資金を調達する債権である「グリーンポンド」を始めとして、いわゆる「グリーンファイナンス」の手法が国内外で広く資金調達手法として普及してきています。
下記のPDFがこの度、環境省が公表した資料です。資料の中には、グリーンボンド発行のフローなども記載されています。
「グリーンボンド及びサステナビリティ・リンク・ボンドガイドライン2022年版、グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン2022年版」[PDF 6.1MB]
- CDPテーマごとのA・A-ランクスコア必須要件の整理―2025年版スコアリング基準に基づく実務対応ポイント―【気候変動関連用語がまるわかり!用語集はこちら】 CDPは2025年版スコアリング基準において、各ランク(A~D)に到達するための必須要件(Essential Criteria)を、森林(Forests)、水(Water […]
- TNFD・IFRS S2とCDP設問の整合性を比較分析【気候変動関連用語がまるわかり!用語集はこちら】 サステナビリティ情報開示は、国際基準の整備が進むなか、大きな転換点を迎えています。 自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)および国際サステナビリティ基準審議会(I […]
- 【CDP解説】プラスチック・生物多様性設問への対応とは?ESG開示の新たな潮流とTNFD/ネイチャーポジティブ連携【気候変動関連用語がまるわかり!用語集はこちら】 CDP新領域:プラスチックと生物多様性が問われる背景と対策 CDPの2025年度開示において、スコアリング(評価)の対象は依然として「気候変動」「水セキュリティ」「フォレ […]
- 中小企業のCDP回答:ビジネス機会を拡大するリターンと最初のステップについて解説【気候変動関連用語がまるわかり!用語集はこちら】 中小企業がCDP回答で得る「リターン」と最初の必須ステップ 大手企業からCDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)の質問書への回答を求められた際、多くの中小企業 […]
- SBTi新基準「V2.0」で何が変わる? 2040年再エネ100%・第三者保証義務化など、日本企業が直面する5つの重要変更点Last Updated on 2025年12月4日 by Moe Yamazaki 【気候変動関連用語がまるわかり!用語集はこちら】 SBTi 企業版ネットゼロ基準 V2.0(第2次ドラフト)徹底解説|厳格化する要件と […]







