Last Updated on 2022年7月26日 by 西家 光一
一般社団法人全国銀行協会(全銀協)が、資料「気候変動問題への銀行界の取組みについて-産業界と一体となった脱炭素化の実現に向けて-」を公表しました。
全銀協は、銀行界の“ミッション”として、2050年時点における社会全体でのネットゼロを達成すべく「『公正な移行(ジャスト・トランジション)』を支え、実現する」と記載しています。銀行自体がGHGの排出削減に取り組むとともに、社会経済全体のカーボンニュートラルへの移行を、金融面からしっかりと支えていくことが重要であるとしています。
そのための基本方針として、下記4点を挙げています:(1) 金融・社会インフラとしての役割発揮 (2) 産業界との連携 (3) 政府・関係省庁への提言 (4) 国際的な議論への参画
銀行をはじめとする金融機関とその顧客との対話が円滑に進めていくことが、目標達成の必要要件だと考えられます。
【補足】
全銀協は、顧客企業と銀行の円滑な対話に資する環境を整備することを目的に、金融機関を取り巻く状況や銀行界の気候変動問題への取組みのほか、顧客企業が気候変動対応の取組みを進めるに当たり、参考となる対応やガイダンス等を整理し、紹介しています。
2021年12月には、「カーボンニュートラルの実現に向けた全銀協イニシアティブ」を策定するとともに、産業界・関係省庁とも連携し、産・官・金一体となって、2050年カーボンニュートラル/ネットゼロの実現に貢献するために取り組んでいます。
【参考】
一般社団法人 全国銀行協会(2022)「気候変動への銀行界の取組みについて」
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